カブトムシハウス


クギ・ノコギリ不要 簡単組み立て

今年はカブトムシがたくさん我が家にやってきました。

メス・オス合わせて12匹ほどです。はじめは2、3匹ずつ虫かごに入れていたのですが、卵を産んだようだったので卵を取り分けるついでにすべてのカブトムシが一緒に暮らせる「カブトムシハウス」を作ってみることにしました。

「丈夫」だけど「簡単」で、「広い」ハウスを作りたい。

あれこれ考えた末に思いついたのは「バーべーキュー網」と「結束バンド」を使う方法。これならば、板を切ったりクギを打ったりする必要もなく、短時間で作れそうということで、ホームセンターに材料を買いに行きました。

買ったもの                               ①バーベキュー網80×50 4セット                   ②結束バンド100本(使ったのは40本ほど)                           ③天井用網50×60(ハサミでも切断できるタイプ)             ④プラ段ボール5枚(これはダイソーで購入)               ⑤腐葉土                                ⑥オオクワガタ(これは必要ありません。30%オフになってたので子どもに買わされてしまった)

全部で8000円ほど。(オオクワガタは除く)

家にあったもの

①クロステープ半透明 ②流木 ③どんぐりの葉と枝 ④昆虫ゼリー ⑤廃材

まずはバーベキュー網四枚を箱型に並べて4辺中3辺を結束バンドで固定します。

その際、扉が開くようにしたいので1辺はとめずにおきます。

扉はその辺にあったラッピングタイで開け閉めます。

次に天井を付けます。

買ってきた網は縦が余り、横幅が少し足りませんでした。誤算です。仕方がないので、余った縦の分を切り取り、足りない横幅を補うため結束バンドで継ぎはぎします。でも、この網は伸ばすことができたので、大きさに合わせて上下左右を引っ張れば良かったと気付きました。

扉に面した天井部分はバーベキュー網に固定できないので、家にあった棒と括り付けます。

上から見るとこんな感じ。

前から見るとこんな感じ。

もうこれで、外側はできました。あっという間です。次は土を入れる入れ物を、出来上がったケージに合わせて作っていきます。隙間があるとカブトムシが入り込んで動けなくなってしまうといけないので、きっちりはまるように作ります。でも、結局ほんのわずかな隙間を見つけて何匹かが入っていってしまいました。しばらく見ていたら、自力で網を登ることができるようだったので、問題なさそう。

使ったのはダイソーで購入したプラ段ボール。これをカッターで切って、クロステープ半透明でぺたぺた張り合わせ形作るだけ。プラ段ボールは柔らかい材質なので、クロステープは一本分使いできるだけ補強します。

出来上がったらケージに入れて土を入れます。今回は10リットルの腐葉土2袋強入りました。これだけあれば、暑い日もしのげそう。

仕上げです。

カブトムシが上っている様子が見られるように、そしてプラ段ボールからケージへ行き来できるように流木や小枝を配置します。

流木にぜリーが入るような穴を開けてみました。木にとまって食事をする風景を楽しめます。ただ、土の中でカブトムシたちがうごめくので、流木が回転し、ゼリーはすぐに落とされてしまってました。

ケージの周りにも枝を置きカブトムシが落ち着いて過ごせるよう、少し暗くしてみました。西日もこれで和らぐはず。

天井に上ったカブトムシが葉っぱの間に佇んでいます。

周りが網目なので、部屋の中からもカブトムシを観察できるようになりました。夜は活発に動くカブトムシたち。喧嘩する様子も観察できます。

ほとんど結束バンドで止めただけなので分解するのも、来年またカブトムシの数が増えたら、増築するのも簡単です。

このカブトムシたち。子どもが習っているオンライン英会話の先生(フィリピン在住)に見せてみると、あんまり反応がよくありません。カブトムシを飼育して喜ぶのはやはり日本くらいなのでしょうか。

日本では夏になるとあちこちのお店で目にする虫かごや虫取り網。

特にカブトムシやクワガタは眺めるのも楽しい。夏が来たなぁと実感できます。

日本特有の不思議な文化です。江戸時代から、虫屋さんがあった日本。虫好きな子どもたちが減っている中でも、カブトムシだけはこれからも人気を保っていくのでしょうね。