庭のムシ㊲

どこにでも居そうなムシが服にとまっていました。カミキリムシに似ているので、その一種だろうかと調べてみると、黄色い花を好む「モモブトカミキリモドキ」と判明。ただ、この個体は名前の由来となった足の付け根が発達していなかったので、メスの個体のようです。オスは後ろ脚の付け根あたりがぷっくりと膨れてるのが特徴的です。
驚いたことに、体液に毒素を含んでいるため、注意が必要とのこと。その毒素が皮膚につくと水泡ができることがあるよう。服からどいてもらいために、指先で触ってしまった後、その事実を知りました。幸い、自己防衛のために体液中の毒素を放出されることがなかったので大丈夫でしたが、これからは気を付けよう。
もし触ってしまった場合は、念入りに洗浄した方がよいみたいですが、接触することがなければ危険なムシではないようです。
モモブトカミキリモドキの成虫は春から夏にかけて、比較的どこにでも見られるムシです。花の蜜や花粉などを主な餌としています。黄色い花の近くにいるこのムシを見かけたら、そっとしておくのが一番でしょう。
幼虫はあまり詳しいことが分かっていないようですが、朽木や枯れたススキの中で育つようです。イネ科の植物が我が家にもあるので、そこで育った個体なのかもしれません。まだまだ、知らないムシがたくさんいます。
