素早いハンター


庭のムシ⑳

クモは馴染みのあるムシの代表格。

家の中にも、外にも、時には車の中にも様々なクモがいます。

これは「ジョロウグモ」のはず。まだ小さい気がしたので、成体ではないのでしょう。

クモは、こんな風にじっとしているときは写真に収めることが出来るのですが、移動中は素早いのでなかなか写真に撮れません。

我が家の庭でもいろいろなクモを見かけますが、写真には撮れない。いったい何種類いるのだろう。全種類コンプリートしたい欲にかられます。

以前、運転席横の窓ガラスに巣をかけるクモがいました。多分、街頭が窓ガラスに反射し、その光に集まるムシを狙っていたのでしょう。

取り除いても毎回かけなおすのでなんだか申し訳なくなり、しばらくクモとともに移動していました。

駐車中、巣の中央に待機していたクモは、車を発進させると上部に移動して、風を直に受けないよう工夫しているようでした。

3か月ほどそのようにして過ごしていたら、いつの間にか車中に住み着くようになり、車の中で食べものを得られるのだろうかと思いつつも、放っておくことに。

また、2か月ほど経ち、どこでどう食糧を得ているのかどんどん大きくなってしまい、さすがの私も同居する気が失せる大きさになってきたので、車の外へ出てもらいました。

クモが出てくる本で初めに思い出すのは『ダレンシャン』です。

子どもに人気の本ですが、大人が読んでもゾクッとする怖さがあります。これを読んでいるときは、あまりクモが好きになれません。

クモの歴史は古く、今から4億年前古生代の地球上にはすでに存在していました。

世界には4万種以上のクモがいて、日本には1500種ほどいます。

いろんな環境に適応できるから、遥か昔からいるのでしょうね。

そういえば、子どものころ、古い石垣にたくさんの「ジグモ」の巣があって、それを引っ張り出しては中のクモを取り出すという遊びをしていました。クモにとっては大迷惑な行為。

あの頃はたくさん見かけた「ジグモ」も最近はあまり見ることがありません。まあ、単に自分が徒歩移動していないだけなのかも。ひさびさに探してみようかな。