不躾な人と出会うことがある。そんなに多くはないけれど、毎年誰かと出会っている。そんな人と、どう付き合っていいのかわからず、私はとりあえず距離を取ってしまう。
そのたびに、「自分は駄目な人間だ」と思う。
もっと寛容で、もっと器の大きい人間であるべきなのに──と、感じてしまう。
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タイトルは少し刺激的だけれど、内容はとても冷静で、やさしい視点に満ちていた。
印象に残ったのは、「偏桃体を上手にコントロールすることが大切」という言葉だ。
「気にするな」と言われると、脳はそれを“重要な情報”として逆に強くキャッチしてしまう。
だからこそ、「気にしないようにする」のではなく、「脳から消す」ことが必要なのだという。
その方法として、「映画を観ているように眺めること」や、「物事の枠組みを変えること」、「あえて時間を決めて考える時間をつくること」などが紹介されていた。
自分にも実践できそうな内容だ。
距離を取ることは、逃げではなく、自分を守るための選択である。
無理に関係を続けることは、脳を疲弊させ、心をすり減らしてしまう。
だからこそ、必要以上に近づいてくる相手に対しては、静かに距離を取るしかないのだと思う。
距離を取ることは、相手を否定することではない。
自分の心の輪郭を守るための境界線を、静かに引いているだけだ。
その境界線を持つことで、他者にもやさしくなれることがある。
距離を取る自分を、責めなくていいのかもしれない。
それは、やさしさのかたちのひとつなのだ。
