「一日中何もしなくていい日」が全く存在しない。
暇で暇で仕方がなかったことが、私にもかつては確かに存在していたのに。
部活もなく、インターネットもスマホも存在していなかった、小学校時代の夏休み、私は暇でどうにかなりそうだった。
ファミコンなるものを持っていたらもっと違ったのだろうけれど、ゲーム機なんて触ったこともなかった小学生の私にとって、夏休みは永遠に続くかと思われる絶望的に何もすることがない日々だった。
子どものころの私は、ものすごく田舎に住んでいた。友達の家は2キロほど先しかない。その友達と気軽に連絡を取る手段はもちろんない。
そもそも、遊びに行ける商業施設もないのだ。
もちろん、夏休みの宿題はあったし、外で川遊びや虫取り、飼っていたイヌと戯れることは出来たが、それ以外することと言えば、テレビを見ることくらいだった。
夏休みは、暇を持て余す子ども向けに放送されるアニメを、朝から見るのが毎日の欠かせない日課だ。
「ドラゴンボール」の再放送、「一休さん」の再放送、「キン肉マンの」再放送。「じゃりン子チエ」や「パーマン」なんかもその時見ていた気がする。
でも、そのアニメを一通りみた後も、夏休みの一日はまだ存分に残っていた。
今はどうだろう。
朝起きて夜寝るまで。私はずっと何かに追われている。やりたくはないけれど、やらなければならない何かしらの手間に、家事に時間を取られている。
手間は可能な限り省きたいし、省く努力をしてきた。
でも、まだ省ける手間がありそうだ。
おススメ対象 高校生~大人
もうすでに省いてしまっている手間もあったけれど、まだ省けそうなものもあった。
それよりも、お金の勉強になった。
情報を集めて勉強していかないと、お得は向こうからはやってこないんだな。面倒くさくっても、新しいものにチャレンジしなくては。
ああ、手間だ。手間だけれどやるしかない。
手間を省こうとして手間が増えている気がするのは、きっと気のせいだろう。