似ているけれど違うんです


庭のムシ⑮

子どものころ、夏の夜に家の中に入ってきてしまうムシの第一位は「コガネムシ」だった気がします。つやつやと光る緑色のムシです。羽音が大きいので、その音にびっくりしてしまい、飛んでいる状態は少し苦手です。

何もしないことは分かっていても、耳元近くでブンブンなる音が昔からなぜか苦手。関係ないけど、バリカンも耐えられない。

昔に比べると、今はコガネムシやカナブンを見る機会は少なくなっている気がします。数も減っているのかもしれませんが、単にエアコンをつけて、窓を閉め切っていることが多いからかもしれません。

たまに窓を鳴らす音がするのは、きっとカナブンたちなのでしょう。面倒くさがらずに、外に出て確認してみれば良かった。

今日いたのは「ハナムグリ」でした。

「コガネムシ」(ピカピカで丸っとした形)や「カナブン」(顔が四角い)にも似ていますが背中に斑点があるのが「ハナムグリ」

写真ではあまり確認できませんが背中に斑点がありました。おそらく「シロテンハナムグリ」

柱に立てかけておいた網にとまっていました。

飛んでいるとき以外は、基本じっとしているムシですよね。でも、大人しそうだからと思って捕まえてみると、その脚力の強さに驚くことがあります。力の強いムシです。

成虫の活動期間は「ハナムグリ」が一番長く5月~9月の間。コガネムシとカナブンが6月~8月であることに比べると2か月も長く活動している姿が見られるようです。だから、出会う機会も多いのでしょうか。

来年の夏はもう少し早めにムシ観察を始めて、「カナブン」や「コガネムシ」を見つけてみよう。