シジミチョウは子どもだった自分を呼び起こす


庭のムシ⑩

チョウは、虫網を使わないと捕まえることが困難ですが、このチョウだけは違います。小型のチョウである「シジミチョウ」です。

飛んでいるときの捕獲は難しいのですが、とまっているときは簡単。

ピタッと羽を閉じてとまるので、そっと近づいて親指と人差し指でさっと挟んで捕まえることができます。

捕まえて、どうするわけでもないのですが、指だけで捕まえられるのが楽しくて、子どものころは見かけたらよく捕まえていました。

その思い出がよみがえるから、今でもシジミチョウを見かけると捕まえてみたくなります。

子どもの前で捕まえては、得意げに見せてしまう私。でも、子どもはこの地味なチョウにさほど興味を持たず、私の自己満足に終わってしまうのです。

それでもやっぱり見かけたら、指だけで捕まえられるかチャレンジしたくなる。

「シジミチョウ」と言いましたが、その種類は多く、詳しくない人には見わけがつきにくい。私も昔からなじみがありますが、見分けるのは難しい。

特に羽を閉じている状態だと、もう「シジミチョウ」だとしか分かりません。これは「ヤマトシジミ」かな・・・?

チョウはたくさん種類がいますが、うちの庭で見かけるのは、「シジミチョウ・モンキチョウ・モンシロチョウ・キアゲハ・クロアゲハ」くらい。でも、それも、本当にそのチョウなのかと言われたら、たぶんそうだろうとしか言えないくらいにしか認識できていない。

庭のムシを観察しだして気づいたのですが、チョウは写真を撮るのが難しい。飛んでいる姿は、よく見かけるのですがあっという間に視界から消えていきます。

私はイモムシも好きなので、チョウが来るように庭にはレモン・ミカン・サンショウを植えています。でも、まだそれらの木でイモムシを見たことがありません。もしかしたら、チョウが好きな種類ではないのかも。

子どもが小さいころはイモムシハンドブックをいつも持ち歩いていました。たくさんイモムシが乗っているので、役に立ち面白い本です。