庭のムシ㉘

小学生の頃、教室でコオロギを飼っていました。
雑食性で比較的何でも食べ、どこにでもいて捕まえやすから、飼育対象になりやすいコオロギ。
今でも飼育する小学校はあるみたいで、うちの子も飼ってたらしい。でも、飼っていない子もいました。担任の先生によるのでしょうね。
ただ、私はあまり良い思い出がありません。
ムシに詳しくない先生だったのか、コオロギの飼育は悲惨な結果に終わったのを思い出します。でも、同じような話を大人になってよく聞くので、昔はコオロギの「共食い」に関して、知らない大人が多かったのかもしれません。
みなで世話をしていたコオロギたち。ある日学校へいくと、カゴの中のコオロギが「共食い」していてほぼ、全滅状態でした。
それを発見したあとの教室は、なんとも言えない雰囲気になりました。「共食い」って、衝撃的ですよね。ムシの世界では「カマキリ」「カブトムシ」などいるようです。「カブトムシ」も・・・。知らなかった。初めて「共食い」を目にした衝撃は未だによく覚えています。
そのときは分からなかったのですが、原因はたんぱく質を含んだエサの不足だと思われます。教室においていたカゴの中には、ナスしか入っていなかったのか、あるいは、煮干しもいれていたけど、数が十分ではなかったのかもしれません。
コオロギは飼育しやすいムシですが、あの時の衝撃が尾を引いていて、飼いたい気持ちになれません。
今回庭にいたのは、小型のコオロギだったので「ミツカドコオロギ」ではないかと思います。顔の形がよく分からないので、違うかもしれません。
立派な大きさのエンマコオロギに比べると可愛らしいサイズ。
エンマコオロギは大きさと色合いが「ゴキブリ」を連想するので若干苦手ですが、小さいコオロギは平気。
コオロギは今、食料として注目されていますよね。今はまだおやつが一般的ですが、コーヒーやラーメンもあります。粉末コオロギを使用したものが一般てきですが、そのままの形を残したものも。

私はどれもまだ食べたことがありません。すごく嫌だというわけではないのですが、積極的に食べたいとは思えない値段だということもあるかも。
安くなっていけば、昆虫食、だんだん浸透していくのかもしれませんね。