クビキリギリス 褐色型


庭のムシ㉜

クビキリギリスの褐色型です。

以前、緑色型を見かけていたのですが、今回、全く同じ場所で褐色型を見かけました。

ただの偶然なのかもしれませんが、クビキリギリスは西側の車の窓が好きなのでしょうか。単に、西側の方に住みやすい場所があって、そこからたまたま飛来してきたのでしょうか。

不思議な行動です。

クビキリギリスは終齢幼虫時代に過ごした環境の湿度によって、緑色か褐色かが決まるそうです。その時々、生育している植物の色に合わせて、見つかりにくいように成長するのでしょう。この個体を見かけた時期は、雑草が枯れけていた時期なので、褐色型のクビキリギリスになったよう。こうやって同じ場所でも、時期によって違う色型が見られるのが面白いですね。

褐色型のメスは珍しいよう。これはオス?メス?背中の色がずいぶんと茶色がかっていたのですが、どうでしょう?

捕まえて産卵管を確認すればすぐに判るのでしょうが、強靭な顎を持つクビキリギリス。噛まれるのが怖いので、そっと観察するのみにしておきました。

そういえば、口元も確認するのを忘れていた・・・。もしかしたらクサキリかもしれない。いろんな角度から見ることが大切ですね。今度は忘れずに観察しよう。

夜行性のクビキリギリス。

今回見かけたのも昼間だったので、近づいてもじっとして動かない様子でした。