庭のムシ㊻

6月の下旬頃、たくさん飛んでいる姿を見かけるウスバキトンボ。
出勤途中に一匹が車のフロントガラスに落ちてきました。風ですぐに飛ばされるかと思っていたら、職場につくまでずっと張り付いたまま。力強いなと思っていたのですが、そもそも落ちてきた時点で弱っていたようで、そのままフロントガラスの上で死んでしまっていました。
ウスバキトンボは全体が淡紅色で、メスもオスもほぼ同じ色をしていますが、オスの方が目が濃い色をしています。この個体はオスのようでした。
翅は薄く透明。羽先辺りにオレンジに近い筋がそれぞれ一筋付いています。
ウスバキトンボは水辺から遠く離れて飛び回るため、都市部でも目にしやすいトンボです。でも、我が家の近くで群れをなしているのは川辺です。飛ぶ力に優れていて、長時間長距離を飛ぶことができます。
飛びながら空中でカなどを捕食します。
春から秋にかけて個体数を増やし、冬には姿を消しますが、今の時期が一番良く見かけるトンボです。
